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新テロ特措法が再可決・成立

Friday, January 11th, 2008

11月1日にテロ特措法の期限が切れ、やっとのことで再開が出来るようになった。
ここ数日の動きとしては、野党側の足並みが揃っていないという感が強い。
参院で、否決の方針を打ち出す社民・共産と、継続審議とする民主党。結局は民主党が折れる形になったようだが、このあたりが民主党らしいというか、なんというか。
さて、この再可決に投票を棄権した議員が数名いる。
民主党からは、小沢一郎、河村たかし、平野博文。その他では、亀井静香、野呂田芳成。自民党では海部俊樹が棄権となっている。
海部元総理は、体調不良といちおうの理由がある(年齢も年齢だし致し方ない理由ではある)。
他の議員に関しては、棄権理由が伝わってきていないが、民主党代表の棄権理由は、大阪府知事選の応援だそうだ。
国会議員としての仕事よりも、党の事情を優先したということだ。
いつもの小沢一郎であると言ってしまえば、それまでなのだが、どうにも許しがたい行為である。
この批判は、与党野党問わずに挙がっているだけでなく、民主党内部からも批判の声が挙がっている。
民主党が小沢一郎という強烈な毒を飲みつつも踏ん張る理由は、「政権交代」という言葉だけでつながっているからだが、「政権交代」という餌が遠い時期に離れて行っていると感じている民主党議員からは、やはり「小沢じゃ政権交代は無理だ」という言葉が聞こえてきそうである。
今後、民主党内でゴダゴダが起きる可能性はなくもないが、現状では起きることはないだろう。
民主党の若手がどうにも元気が無さ過ぎる。今の民主党若手に小沢一郎を引き摺り下ろすような元気のある議員がいないのが残念だ。
ちなみに、今回の再可決は実に57年ぶりという話が出ているが、実際のところでは、1957年。今から51年前の「環境衛生関係営業の運営の適正化に関する法律案(衆第28号)」が正しい。57年前の再可決というのは、「モーターボート競走法案(衆第12号)」で、この法律は現在も生きている。
ただし、参議院で否決された法案が、衆議院の優越により再可決された例は先のモーターボート競走法案の一例のみとなっており、57年前で正しい。なので、参議院で否決された法案を再可決した例は今回で二例目である。

自民党内の派閥の動きが活発になってきているようだ

Thursday, December 27th, 2007

宏池会が再結成されるという話が、数日前に流れてきた。
宏池会とは、池田勇人からなる派閥で、大平派、鈴木派と流れて行き、俗に言う加藤の乱で分裂後、今では谷垣派、古賀派、麻生派と分かれている。
今回流れてきた話は、古賀派と谷垣派が合流すると言う話。両派は現在、主流派に属しているが、清和会から4人続けて総理大臣が出ているという原状では、次こそはという狙いが見える。
一方で、麻生派(為公会)であるが、麻生太郎は現政権での入閣を拒否し、反主流派となっている。識者によると、次の総理大臣の最有力候補はやはり麻生太郎であるというのが大方の見方のようだ。(小沢一郎という話は抜くと)
麻生派は現在も少数派閥であるが、まことしやかにささやかれる噂がある。それは、清和会から安倍前総理が飛び出し、麻生派支持に回るというもの。実際問題としては、清和会を割って、麻生派に合流という話にはななりにくい、次期総裁選で、安倍前総理が麻生支持にまわるという話は、大いにありうると考えられる。
理由はこうだ。安倍前総理と麻生太郎は、政策的には近いところにいる。(経済関係は対極に近いのだが)このため、支持はしやすい。また、大きなポイントになるであろう話は、前総理の辞任にまつわる話だ。辞任のゴダゴダによって、麻生太郎に非常に迷惑をかけたと安倍前総理は思っている、という話がよく出回っている。それらを否定するような話が出てこないので、これが正しいとすると、せめてもの援護射撃ぐらいはしたいというのが、自然であろう。
また、安倍前総理に近い人間は、現政権から完全に外されている。俗に言う、安倍前総理のお友達だ。
安倍前総理が麻生支持に回れば、これらの人間も自然とついていくだろう。
さらには、俗に小泉チルドレンと呼ばれる衆院1回生の存在もある。選対に古賀氏が座っており、次期衆院選で推薦が得られるかというのが問題に挙げられている。衆院選が先か、総裁選が先かという話になってくるが、恐らくは総裁選が先になるであろうというのが、識者の見方。
総裁選があるとすれば、3月、4月。衆院選があるとすれば、サミット以降というのが大方の予測。
古賀氏を引き摺り下ろすという力が働けば、麻生太郎に大きな力になる可能性が高い。
他の派閥についても言っておくと、どの派閥も地盤固めを進めているようだ。
一時は壊滅状態に陥った津島派であるが、着々と勢力を戻してきているようだ。
無派閥の議員が派閥に入ることが活発化してきている。
これは、選挙が近いと自民党内でも考えているためだろう。

小沢一郎という人は非常に奇特な人だと感じる

Monday, November 5th, 2007

昨日、小沢一郎民主党代表は、先日行われた党首対談において連立政権を打診されたとするが、連立に前向きな姿勢をとっていた小沢代表に対し、党執行部はこれに断固反対という立場をとったため、混乱を招いたとして突如と辞意を表明した。
現時点では、留任の動きも強いためどう転ぶかは不明なところが多いが、辞意の意志は固いためこのまま辞意が承認される見通しが強い。
一般に、国会議員というものは、自らの政策実現をするために、総理大臣に誰もがなりたいと思っているという。
ところが、この小沢一郎という人は、どうもそうではないらしい。どちらかと言えば、裏方、フィクサー的な人間になりたいと思っているふしが強いと感じる。
ご存知の通り、小沢一郎代表は、その昔は田中角栄の流れを汲む派閥の中心人物であり、当時は自民党主流派のど真ん中をいっていた人だ。黙ってていても総理大臣になれるチャンスはいくらでもあっただろう。
ところが、自民党を出ることになり、政局の節々で中心的な役割を果たしたかと思えば、党を破壊していく姿から豪腕・壊し家などと揶揄されてきた。
今回も民主党を破壊しようとしているのだろうか。
そんな気はないのだろうが、破壊への序曲が始まったかのように感じるのは私だけではないはずだ。

沖縄集団自決11万人集会の嘘

Sunday, October 7th, 2007

先日のエントリーで、沖縄で11万人を集めた集会が開かれたという内容のものを書いたが、どうも11万人という数字は、嘘であったようだ。
11万人と言う数字は主催者発表であって、実際の数字は4万人強ということらしい。
明らかに意図的に流された誤りである。この誇大された数字は言い換えれば嘘だ。
真実を伝えたいとする集まりにもかかわらず、どうしてこのような嘘をつくのかが、私には理解できない。
やっていることは、中国共産党が南京大虐殺で発表する被害者と同じ構造のように感じる。
11万人という数字は、沖縄県民の12分の1に相当する数である。4万人強という数字が少ないと言わないが、倍以上の差があるとなると、考え物だ。
中国共産党が南京大虐殺の問題で行っているのは、誇大的な数字を論って、これだけ日本軍はひどいことをしたというプロパガンダに、インパクトを与えるためとも言われている。
(その他に、単純に中国人は「いっぱい」という表現を、具体的にいい加減な数字を出して表現する文化があるという説もある)
要するに、沖縄の声はこれだけ強いというメッセージを出したいがために、嘘の数字を発表したというものだろう。1割増しぐらいなら、よくある話であるから、目をつぶれるが、倍以上の嘘であるから、やりすぎであると言わざるを得ない。
国会やその周辺では、11万人という誤った数字が一人歩きしているかのような自体になっている。
それどころか、沖縄ではもっとひどい状況に陥っているようだ。
積極的にこの問題の活動をしている沖縄の人が、沖縄で主流を占めている。それ自体は問題ではないのだが、反対的な行動を取ると、あらゆる面で糾弾されるという空気が円満しているという。いわば言論封殺である。
この11万という発表も、おかしいと思っている沖縄の人もいるようであるが、口にすることが許されない状態であるという。
産経によると
 小渡亨県議(自民)は「(11万人という主催者発表は)非常に問題だ。こういった問題で『これは違うだろう』というと、沖縄では“非県民”になりかねない雰囲気だ。戦前の大政翼賛会と同じだ」と危機感を募らせている。
だそうだ。私は危機感どころか危険な状態に入ってると感じている。
沖縄の地元マスコミは、集団自決問題に大して、非常に積極的に取り上げてきている。
集団自決に軍の関与があったとするスタンスこそが正義であり、それを否定することは悪であるかのような論調である。
それに影響されてか、沖縄ではその論に同調する意見が大半である。
そして、集団自決に軍の関与があったとする論が、あたかも間違いなく事実であるという前提で事がすべて進んでいる。
沖縄の中にも、軍の命令などなかったとする人がいるにもかかわらずである。
自分たちの主張に対する反論はいっさい受け付けないという姿勢はいかがなものだろうか。

沖縄戦集団自決に関する集会が沖縄で11万人の人が集まったそうだが他にすることはないのか?

Sunday, September 30th, 2007

「沖縄集団自決の記述が、教科書から消える。これは一大事だ」と騒ぎ立てる勢力がある。この勢力は日本軍は絶対的な悪としてでしか考えることが出来ない人達だと感じる。
11万人もの人が集まった集会だそうだが、沖縄を中心に、集団自決は軍によるものだとどうしてもしたい人達が、全国から集まったようだ。中にはプロ市民とも呼ばれる集団も含まれると推測する。
そんな体力があるのなら、沖縄経済の発展を考えることをすればいいのに、と思ったりもするのだが、そういうことは政治の責任と押し付けて、自らはイデオロギーのために動くことに熱心な感を受ける。
この勢力のうち、マスコミで中心的な働きをしているのは、沖縄の新聞社、朝日新聞だ。当然ながら今日の朝日新聞の一面は、この内容で埋まっている。社説もそうだ。
今日はこの件について、すこし深く取り上げたいと思う。

福田内閣名簿を見る

Tuesday, September 25th, 2007

今日、内閣の名簿が発表されたようだけども、なんとも言いがたい名簿だ。
結局のところ、党3役から党4役に役職が増えて(正確には格上げだけども)、開いた椅子に石破茂防衛大臣と渡海紀三朗文部科学大臣が座るといった格好だ。
第二次安倍内閣と大して代わり映えしないわけで、前内閣の目玉とも言える舛添厚生労働大臣と、増田総務大臣もそのままのポストであるから、ある意味では安倍内閣を引き継ぐといった格好ではある。
違いを見るとすれば、党4役が変わったところだろう。
総裁選で争った、麻生太郎前幹事長に重要ポスト割り当てられることはなかった。
これでしばらくは、麻生太郎という人が表舞台に出にくくなる。これは残念なことだ。
福田総理としては、出来る限り衆議院の解散を避け、長期政権を目指したいと推測される。テロ特措法の問題が片付いたとして、次の山場は来年の春と言われており、そのあたりで内閣改造を行うかもしれない。その時の内閣改造が、いわゆる福田色というものが出るのかが気になるところだ。

安倍総理辞任の裏舞台 各説あるが青山氏の意見がもっともらしいと思う

Friday, September 14th, 2007

安倍総理辞任は、だれもがすっきりしない話だ。
いろんな評論家やら、コメンテータやら、政治記者やら、いろいろな憶測が飛び交っているが、安倍総理応援団とも言える、独立総合研究所代表 青山繁晴氏の考えがもっともしっくり来ている。
まず、青山氏について書いておくと、共同通信記者の出身で、三菱総研を経て、独立総合研究所を設立。主席研究員として、安全保障・外交・危機管理・政治を専門分野とする。
よくテレビに出ているコメンテータやら評論家と違い、自ら取材を行い、それを元に発言をすることから、一定の信頼が置ける発言であると、私は感じている。
ただし、アメリカ政府筋の話などは、アメリカ政府筋の思惑そのままに、情報を垂れ流すといったスピーカー的役割を担っている感も否めない。
安倍応援団と書いたが、「拉致問題では絶対にぶれていない」として、安倍総理への対北朝鮮政策を高く評価する発言を多くしている。
さて、そんな青山氏であるが、昨日の関西で放送されたアンカーという番組の中で語った、安倍総理辞任の背景にはうなずくところが多かった。同じような見解を持つ評論家もそれなりにいるが、青山氏の説明がわかりやすかったので、ここで取り上げることにした。
うさんくさい部分は取り除いて要約すると、辞任記者会見は国民に向けてのメッセージではあるが、それ以上に自民党内に向けてのメッセージが強い。その矛先は、麻生幹事長および与謝野官房長官だ。内閣改造以降、麻生のヤドカリ政権と見られている。辞任記者会見の中で繰り返し言ったこと、それは(テロ特措法における)給油活動の中断はよくないということ。安倍総理は、小沢代表と党首会談をしてでもテロ特措法延長にこだわった。しかし、麻生・与謝野ラインは新法で対応する方向で調整をしていた。ここに安倍総理と、麻生・与謝野ラインとのずれがあった。
安倍総理は、小沢代表と党首会談が実現するよに、支持したが、麻生・与謝野といった党執行部は、新法で対応する方向で調整しているから、ろくに会談の段取りをとらなかった。安倍総理にとっては、自分の思うように支持が実行されないという不満もあっただろう。辞任記者会見のメッセージは、麻生・与謝野に対する怒りだ。
代表質問を前に辞任したことは、テロ特措法の対応を代表質問で答えなければならないが、新法で対応するのかテロ特措法を延長するのか、はっきり言わないといけない。麻生・与謝野ラインは新法で対応すると絵を描いているが、自分は違う。だから代表質問には答えられないので辞めた。
与謝野氏が公式の会見で、健康問題に触れているが、総理側近の話では、確かにおなかが緩いということはあるが、健康問題が辞任の理由ではない。
辞める前に安倍総理は中曽根元総理に電話で相談をしている。中曽根元総理からは、給油活動を継続できないなら、アメリカとの関係が悪化する。だからその時は辞職しなさい。という話を真に受けすぎた。
といったところだ。
中曽根元総理のアメリカに対する考え方は古く、安倍総理は辞める必要などなかった、と青山氏は締めくくっている。
この背景ならば、あの辞任記者会見後の、小沢代表の党首会談の話がしっくりくる。
小沢代表は、党首会談の話なんて聞いていないと言った発言は、嘘じゃないか?と一見思われていたが、執行部の段階で話が止まっていたのならば、小沢代表まで話が上がってこなかったというところが真相なんだろう。
謎がひつと解けたようで、なんだかうれしい感情になってしまった。
さて、安倍総理辞任に伴い、事前にそれを知っていたとされる麻生幹事長だが、辞任発表以降、麻生潰しとも取れる論評が目立つように感じる。特に安倍政権の方針に批判的なところでは顕著に。
流れ的に仕方ないところもあるが、私個人としては麻生路線は期待していたところだから、残念なところもある。

安倍総理を任命した責任はどこにあるか?

Friday, September 14th, 2007

ちょっといろいろと忙しいこともあり、安倍政権の政策評価は後回し(言い訳)。
どうやら自民党総裁選は、福田氏有利で進むようだが、今日は、安倍政権誕生の頃を思い出すことにする。
今からさかのぼること1年ほど前に、安倍政権が誕生した。
前総理の小泉自民党総裁が、自民党総裁の任期満了に合わせて、総理が交代することになったわけだが、小泉前総理は、あらかじめ自民党総裁任期満了で、総理を辞めると公言しており、任期満了が近くなると、次期自民党総裁は誰になるか?と世論調査が頻繁に行われていた。
その世論調査で圧倒的な支持を集めていたのが、安倍総理だ。
前任の小泉前総理もそうだが、国民支持を背景に総裁選で戦うといった手法がとられている。
小泉前総理の時は、「自民党をぶっ壊す」を掛け声に、総裁選当初は不利とされながらも、国民的な支持を集め結果として、「選挙の顔には小泉がふさわしい」と支部党員からの圧倒的な支持があり、橋本有利とされた総裁選をひっくり返した。自民党議員もそれに呼応するかのように、小泉に流れたという事もあった。
これは歴史的に観ると、今までにない総裁選の流れであった。それまでは派閥の数による勢力争いの側面が強かったわけだが、国民支持による選出である。自民党総裁選が変わったと誰もが思ったことだ。
安倍総裁が誕生した総裁選は、さらに国民支持による選出に拍車がかかったと私は感じた。
自民党総裁を選出するとき、自民党が考えるのは、次の選挙の顔だ。1年前、次の選挙はどこかというと、先日大敗北を喫した参議院選挙だ。
すなわち参議院選挙を誰で戦うか?と言うことが裏の考えである。
表向きの総裁選の争点は、どのような政策を進めるかということが重要であり、1年前の総裁選に出馬した安倍、麻生、谷垣の3者は、TVなどに頻繁に登場し、政策を語るわけだが、3者ともに小泉改革路線を踏襲するという立場であった。当時の流れとして、反小泉路線というのは、支持されない風潮もあり、小泉前総理も「自分の路線を継続してくれる人が望ましい」と語っていたため、反小泉路線を打ち出す候補はいなかった。
そうこうしているうちに、次期総裁にふさわしい人物として、世論調査の結果から、世論もマスコミも、安倍新政権誕生は間違いないという風潮になる。
そうなると、選挙のこともあるため、自民党内は「次の選挙は安倍で戦う」という流れになる。また組閣をにらみ、安倍支持を打ち出す派閥が相次ぐ。最終的には、それまでどの候補を支持すると明言を避けていた小泉前総理までが、安倍支持を明言することになる。(そもそも小泉前総理は、安倍総理を最初から支持していたと思われるが、総裁選を盛り上げるため、明言を避けていたと思われる)
そして総裁選が開かれ、終盤にきて追い上げを見せた、麻生、谷垣両氏を抑えて、自民党総裁に安倍総理が選出された。
こうして、安倍政権が誕生した。
ここ数日、安倍総理を任命した責任を、自民党は負わなければならないという話がマスコミで踊っている。
だが、前述したとおり、安倍総理誕生の道筋をつけたのは、国民世論だろう。
したがって、自民党だけが責任を負うということは、必ずしも正しくない。
もちろん、責任を負わなくても良いということではなく、反省を踏まえて今後に生かさないといけないということだ。
私は、安倍総理を任命した責任は、国民にもあると考えている。
1年前、安倍総理を支持した国民は安倍総理の何を見ていたか?政策をしっかり見ていたのか?
思うに、拉致問題でのキャラクターだけをイメージしていたのではないか。
国民が反省するところがあるならば、政策を吟味して考える力を持たなければならないということだろう。

安倍総理辞任から一夜明けたが、健康問題はどこまで深刻だったのか

Thursday, September 13th, 2007

昨日のエントリーで、ちょっとだけかじって書いたが、辞意を表明するにあたり、健康問題が原因のひとつであると、与謝野氏の会見で明らかになっている。官邸に近い位置の人からの証言でも、そのような証言が出てきており、健康状態が著しく悪化していたことは、事実だろう。
さて、どこまで健康状態が悪化していたかということだが、総理大臣職が勤まらないぐらいに悪化していたのか?
小渕元総理は、在任中に脳梗塞で倒れそのまま亡くなった事があったが、この時は危篤状態であったため、どう考えても執務不能である。
安倍総理の場合は、辞意会見を開くなど、執務は可能であると考えられるが、裏では点滴を打つなどのことが行われていたということから、だいぶ体に無理が来ていたのだろう。
私は医者じゃないし、身近にいる人間でもないから、マスコミ経由で流れてくる情報をつなぎ合わせて推測するしかないのだが、私の経験から考えると、このままいけば肉体的に執務不能に陥る可能性は十分にある。
おかゆしか食べられないということは、消化器官が悪化していると考えられる。精神的ストレスによる機能障害であろうと思うのだが、精神状態が悪化すれば、うつ状態に陥ることも考えられる。最近の安倍総理を見ると、目に力がないというか、どこか虚ろな感じがあったが、それが軽度のうつ状態の症状だとすれば、重度のうつ状態に陥ると推測するに難しくない。
重度のうつ状態に陥ってしまうと、内閣総理大臣の執務はほぼ不可能となる。
それどころか、判断力や認識力というものが著しく低下してしまい、大きな判断の誤りを犯す可能性が非常に高くなる。
こうなってしまうと、内閣総理大臣という職からは残念ながら降りてもらうしかない。
一般に考えられているより、重大な疾患でありその影響力が非常に強いことを考えると、辞意は早いほうがいいわけだが、それでもタイミングは非常によろしくなかった。
麻生幹事長は、事前に辞意を聞いていたと報じられているが、タイミングが悪いと留意したそうだが、意思は固かったのだろう。
このタイミングの悪さは、今年一杯引きずってしまうだろう。非常に残念だ。
安倍政権の政策評価は、明日以降に書く。

何故かこのタイミングで安倍総理 辞意

Wednesday, September 12th, 2007

国会中継を期待を持ちつつ、NHKをつけていたら、安倍総理辞意との報が流れる。
所信表明演説直後の事なので、正直「はぁ?」という感を受けたが、先日のエントリーで本心辞めたがっているのではないか?と書いたが、こんな早く辞めるとはまったく思っていなかった。
今日は、所信表明演説を受けての代表質問の予定だったが、辞意を表明したことによりすべての予定が飛んだ。
辞意を最終的に決断したとする理由は、総理の話によると
・民意を受けられなかった
・国会での求心力がなくなった
・テロ特措法関連で、民主党小沢代表と会談が断られた
・局面を変えるためには、総理が変わったほうがよい
ということだが一部報道では、精神的ストレスから、だいぶ健康上に問題があるともされており、正否は別にしても、辞意会見で挙げた理由以外の要因があると感じられる。
海外からの圧力、具体的にはアメリカの圧力があったのではないか、と勘ぐってしまう。
しかし、解せない辞意のタイミングだ。しばらくマスコミは、このタイミングについて安倍総理を叩き続けるだろう。私は安倍総理には比較的同情的な見解を持っているが、このタイミングだけは納得がいかない。非常に残念だ。
さて今後の予定はおそらく、
1.臨時国会はすぐに閉会(しないかも)
2.自民党総裁選を実施
3.自民党総裁選出後、内閣総辞職
4.新内閣誕生
というプロセスになるが、具体的な日程はこれから決まる。談合的に総裁を決定することは、まずないだろう。
衆議院の解散はないので、自民党総裁選が次の焦点となるが、現時点で最有力視されているのは、麻生太郎幹事長だ。マーケットも麻生太郎幹事長が次期総理と目しているようで、麻生太郎とイメージの結びつきの強い銘柄が軒並み上がっている。このままいけば麻生幹事長が総理になると、私も思うのだが、このタイミングで麻生が立つかと考えると、必ずしも立つとは言い切れないところがあり、予断は許さない。そもそも麻生氏は派閥の長ではあるが、小派閥であり、派閥の人員を全部かき集めても、総裁選の推薦人に必要な20人に足りない。20名の推薦がなければ予備選にも立てないのだから、どこかの派閥の助けが必要になってくると思われるが、どこが手伝うかと言えば、難しいところがある。
まだ辞意を表明してから時間が経っていないが、すでに谷垣氏が総裁選出馬の意向を表明しているとか。谷垣氏は間違いなく立つであろう。谷垣派も20名に満たない小派閥であるが、結束力も強く、前回の総裁選に出馬できていることからも、総裁選出馬に関しては問題なしと見る。
あと注目されるは、福田元官房長官だが、この人もまた立つか謎だ。立つとすれば、清和会が後ろに構えることから、有力候補となることは間違いない。
小泉再登板説は、おそらく出てくるであろうが、これはないと思う。昨日だったか、自民党代議士会で、小泉チルドレンと呼ばれる衆議院一回生から、平沼氏の復党に関して反発する声が挙がっていたが、裏で引いてるのは小泉だとする見方があるが、それはないと思っている。おそらく自分の選挙区の心配をしているだけだろう。
その他のところでは、志帥会から中川昭一 前政調会長が立つかもしれない。志帥会の長は伊吹大臣であるが、求心力がないことは自らも理解しているようである。志帥会が一枚岩でまとまれば、中川昭一氏の出馬は問題がいない。
自民党第二派閥の平成研、津島派であるが鳩山邦夫大臣の名前が挙がってくるが、平成研が鳩山邦夫支持をするかどうかは未知数だ。
麻生幹事長の話では、党大会の変わりに、両院議員総会と各支部から3名の代表を持って、後継を決める方向性で調整しているようだ。(16時現在)
時間的に余裕がないことから、予備選は行われない方向で進むことになると思われる。
安倍総理の政策評価は、後日掲載する。
以下、辞職会見の内容全文。
 本日、総理の職を辞するべきと決意をいたしました。
 7月の29日、参議院の選挙が、結果が出たわけですが、大変厳しい結果でございました。しかし厳しい結果を受けて、この改革を止めてはならない、また戦後レジームからの脱却、その方向性を変えてはならないとの決意で続投を決意をしたわけであります。今日まで全力で取り組んできたところであります。
 そしてまた先般、シドニーにおきまして、テロとの戦い、国際社会から期待されているこの活動を、そして高い評価をされているこの活動を中断することがあってはならない、なんとしても継続をしていかなければならないと、このように申しあげました。国際社会への貢献、これは私が申し上げている、主張する外交の中核でございます。この政策は何としてもやり遂げていく責任が私にはある、この思いの中で、私は、中断しないために全力を尽くしていく、職を賭していく、というお話をいたしました。そして、私は、職に決してしがみつくものでもない、と申し上げたわけであります。そしてそのためには、あらゆる努力をしなければいけない。環境づくりについても、努力をしなければいけない、一身を投げ打つ覚悟で、全力で努力すべきだと考えてまいりました。
 本日、小沢党首に党首会談を申し入れ、私の率直な思いと考えを伝えようと。残念ながら、党首会談については実質的に断られてしまったわけであります。先般、小沢代表は民意を受けていないと、このような批判もしたわけでございますが、大変残念でございました。今後、このテロとの戦いを継続させる上において、私はどうすべきか、むしろこれは局面を転換しなければならない。新たな総理のもとで、テロとの戦いを継続をしていく、それを目指すべきではないだろうか。きたる国連総会にも、新しい総理が行くことが、むしろ局面を変えていくためにはいいのではないか。
 また、改革を進めていく、その決意で続投し、そして内閣改造を行ったわけでございますが、今の状況でなかなか、国民の支持、信頼の上において力強く政策を前に進めていくことは困難な状況であると。ここは自らがけじめをつけることによって、局面を打開をしなければいけない。そう判断するに至ったわけでございます。
 先ほど、党の五役に対しまして私の考え、決意をお伝えをいたしました。そしてこのうえは、政治の空白を生まないように、なるべく早く次の総裁を決めてもらいたい、本日からその作業に入ってもらいたいと指示をいたしました。私としましても、私自身の決断が先に伸びることによってですね、今国会において、困難が大きくなると。その判断から、決断はなるべく早く行わなければならないと、そう判断したところでございます。
 私からは以上であります。

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